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  • 代表・スタッフ対談
  • スタッフ座談会:2022年、コロナ禍のeboard

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    2021年2月、オミクロン株が猛威を振るうなか、 eboardのスタッフが業務のこと、プライベートのことをざっくばらんに語り合いました。今回の参加者は、公教育のサポート、団体PRや寄付に携わるメンバーです。

    • 中村 孝一

      中村 孝一

      NPO法人eboard代表理事。二児の父、筋トレ継続中。コロナ以前は東京と宮崎の二拠点居住、現在は宮崎在住。
      漁野 岬

      漁野 岬

      2016年、新卒で eboardに参画。数少ない20代ながらも大ベテラン、現在ヨガ修行中。奈良在住。
      今 早紀子

      今 早紀子

      主に公立学校からのお問合せを担当。二児の母、家族でボードゲームにハマっている。宮城在住。
      吉永 恵里

      吉永 恵里

      情報科非常勤講師兼バックオフィス担当。一児の母、最近はピクミンブルームに夢中。大阪在住。

    コロナとeboard、現状はどう?

    中村:今回はeboardスタッフの座談会、初回という事で広報チームのみなさんにお越しいただきました。テーマは「コロナ禍のeboard」、この状況の中で、eboardはたくさんの方に使ってもらっていますが、これを読んでくださる方は、eboardのスタッフがどう働いているかを知りたいんじゃないかと。担当している業務の話、それと年末からオミクロンが流行してきた事で、変化を感じる事があれば教えてください。

    :スタッフの今(コン)です。私たちが担当しているのは公教育のサポート、学校の先生とのやりとりやアカウントの発行をしています。それと寄付をしてくださる方とのやりとり、個人からの寄付がもっと増えるような取り組み、そして広報としてe-Magazineを書いたりしています。

    年末から大きく変化したのは、個人アカウントの申し込みが増えた事です。週あたりの問い合わせ数は4~5倍になりました。理由は様々で、経済的な理由であったり、他の教材ではうまく学べなかったり。保護者からではなく、本人からの申請も増えている印象があります。

    中村:学校からの問い合わせは増えてますか?

    :それほど増えてないですね。

    中村:eboardへのアクセス数自体は1.5倍ほどに増えているんですが、2020年の第一波の頃に比べると、eboardがなくてもオンラインで対応出来る学校が増えてきているんですかね。

    :そうですね。

    漁野:休校の期間が伸びてきたり、学校に行く/行かないが不安定な時期が続くと、学校に行くのがしんどいとか、今までもしんどい部分があった子どもたちの学習がどんどん学校から離れていって、ついていけなくなっていて、eboardに問い合わせを頂く事が増えている気がします。

    中村:休校とか、コロナによる自主休講で、そのまま不登校になってしまう、戻れなくなってしまっているケースをよく聞きますね。Twitterを見てると、感染者が増えてくるとeboardに関するツイートが増えてきて、使ってくれる人が増えているのだな、という気がしています。

    中村:(吉永)えりさんは学校の先生もしているので、学校側から見るとどんな雰囲気ですか?

    吉永:私は今、高校と専門学校で教えているんですが、今までは生徒の家族が陽性になったとか、バイト先に陽性者がいたとかそういう感じだったけれど、オミクロンが流行し始めてからは生徒に陽性者が出てきました。保健所とのやりとりも追いついていなくて、学校側で大事をとったプランを考えて対応を決めていくような感じです。2020年以降、何度もオンライン授業をやっているので、先生方も「明日オンラインでお願いします」と言われても、なんとか対応しています。このドタバタのまま、学期末まで行くんだろうなーと思ってます。

    中村:ここのメンバーは基本的に在宅ワークが出来る業務を担当しているけれど、学校などの現場に行っているメンバーは当然ながら、お伺いすることができなくなっています。昨年から進めてきた「やさしい字幕」の検証事業が大詰めで、ろう学校や支援現場への訪問予定をたくさん組んでいる時期だったので、そこは本当に影響が大きいですね。

    リモートワークってどうですか?

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    中村:eboardは基本的にみんなフルリモートで、オフィスを持たずに業務を行っています。例えば、今さんは前の仕事からブランクがあって、今こういう働き方をしてみてどうですか。

    :当時はまだリモートって発想がない時代だったのもありますが、仕事は会社に行ってやるものだと思っていたので、衝撃的でしたね。「こういうのあるんだ!」みたいな(笑)。

    中村:「伝説じゃなかった」みたいな(笑)。私も子どもがいて、子育てをしながら働けるという意味ではフルリモートで在宅、というのはとても助かっていますね。前のお仕事からの比較も含めて、どう感じます?

    :「子育てするならフルリモート!」と言っていいかわからないんですが(笑)。実は、前の会社には、子育てなどを理由に退職した人が復帰出来る制度があったんですね。それに応募するか迷っていた時期もあったんですが、結論としてはムリだな、と。うちは夫が突然転勤や単身赴任になる可能性があるんです。その中で私が復帰出来るんだろうかというのが一番の悩みでした。さらに会社で時短勤務を選択しても、どう考えても抜けられない日が多くなるのではないかなと。小学生になっても子どもの体調はすぐ変わるし。しっかり働きたいな、と思っても、一度離れてしまった身としてはなかなか難しいなと諦めていました。

    その後でeboardを知って、フルリモートっていう働き方もあるのかと驚きました。子どもに何か突発的な事があっても、「ご家族優先で」って言ってもらえるし、自分も他のスタッフに対してそう思える。そうでなかったら、このコロナ禍の臨時休校に、対応出来なかったと思っています。

    中村:今さんと会ったのも、一回だけですもんね(笑)。フルリモートになってから採用した人の中には、代表の私も会った事のない人がまだいるかな…?いますね。コロナがなければもっと往来出来ると思うんですが。それでも仕事自体は出来ているのがいいな、と思いますね。

    吉永:子育て中だったり家族の状況だったりで、スタッフの勤務時間がバラバラなんですが、きちんと組織が回っているのがすごいと思ってます。子どもが起きる前の早朝→子どもが学校に行ってる間→子どもが寝てから、という異なる勤務時間の三人で、作業をリレーしながらプロジェクトを回してた時期があって、「これは未来だな!」って思ってました(笑)。

    中村:逆に、これはやりづらいなあ、みたいな事ってありますか?代表の前では言いにくいかもしれないけど(笑)。

    吉永:基本的なコミュニケーションが Slack(チャット)なので、これどんな顔して言ってるのかわからなくて、ヤキモキする事はあります。中村さんの指示が端的すぎて「怒ってんのかな…?」とか(笑)。あと、ちょっとした事を聞きづらいとか。年明けから oVice というバーチャルオフィスを使い始めたので、ちょっとこの辺は解消されてきた気もします。

    :やりづらいという訳ではないんですが、やはりセルフコントロール力が問われるな、と。自分の業務については計画的に、タスクに優先順位をつけて、うまく組み立てながら進める必要があるな、と痛感しています。

    コロナとプライベート

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    中村:自分の家庭とかプライベートで、コロナの影響がたくさんあるかと思うんですけど、どうでしょうか。私はすごくストレスがかかるなあというのが正直なところあって。自分はあまりアウトドア派ではないと思ってたんですけど、うちの4歳と0歳は、旅行をした事がないんですよね。帰省とかもなかなか出来ないので。子どもにいろいろな体験をさせてあげる事が出来ないのが残念だなって思いますね。えりさんはどうですか?

    吉永:うちは、家族としては結構帰省したり出かけたりもしてるんですが、保育園っていう集団の中での行事がほとんどなくなっちゃったのが残念だなあと思いますね。今年は年長さんなので、縦割りで遊ぶ時とか、運動会で下の子たちと一緒にやるとか、その学年の先輩たちががんばる姿をいっぱい見て憧れていたのに、自分達はそれが出来ないのかーって。自分も先生だし、日々濃厚接触な保育園児を相手にしてる先生たちのご心労を思うと致し方ないとは思うけど、残念だなーって思う事がたくさんあります。

    中村大阪・東京みたいな都市部と、地方の差も大きくなってきましたよね。コロナが本格化してから、私はずっと宮崎にいるので、そこから東京に出張にいくとやっぱり雰囲気が違うんですよね。子どもがいたら外に出すのも不安なんだろうなーと思っちゃう。漁野さん、20代の代表としてどうですか?

    漁野:(笑) なんだろう、そこまで変化を感じていないかも。ふつうに SNS見てても違和感感じないし。去年は大阪とか東京がたいへん、みたいな感じだったけど、今はどこもそんなに変わらない感じがしている。

    中村:オミクロンは感染が広がるのはすごいけど、ワクチン2回打ってる若い人が死ぬって可能性はとても低そうではあるもんね。そんなに危機感は湧かないのかもな。

    漁野:あ、でも、結婚式をやるかやらないかとか、家族だけにするとか、延期しようにもいつにしよう、みたいな話題はすごく多い。

    :おお、世代だ。。。

    休校のはなし

    漁野:突然休校になったら、お子さんは家でどんな感じなんですか?

    中村:喜ぶの?

    :もうふたりでハイタッチ!「イエーイ!」ですよ(笑)

    中村:台風とおんなじか(笑) まあそうなるよね、子どもはね。

    :「休校です」って連絡は来るんだけど、特にオンライン授業とか学習の指示とかはないんですよね。なので家でどう過ごさせようか、っていうのは悩みますよね。在宅で仕事が出来るのは助かっているんですけど、ほっといたら一日中ゲームしちゃう。それをどうにかしつつ、自分は仕事をしつつ、1日を回していくのは結構大変。

    中村:子どもがいる中での在宅ワークって、無理だよね(笑)

    :小さいと無理ですよね。

    吉永:最近うちは出来るようになってきましたよ、6歳。5歳の時は無理だった。うちは夫婦ふたりとも家で仕事をするので「今はお仕事タイム」っていうと、「ふーん」って言ってひとりでなんかしてる。まあゲームしてるだけだけど(笑)。

    :そう、ひとりで過ごせるようになってくると時間は取れるんですよね。過ごし方の中身に目をつむれば(笑)。

    吉永:いいか悪いかは別として(笑)。

    漁野:勉強とか宿題はどうなんですか?

    :うちはなんにも指示がないんですよ…。うちの学校だけなのかな。「学校はお休みなので」ってそれだけ(笑)。

    中村:まあ、一日か二日くらいなら、全然いいと思うけどね。

    :(笑) でもこれが2020年の春みたいになると厳しいですけどね。

    中村:保護者の視点から見て、オンライン授業ってして欲しいものなんですか?

    :うーん、半々ですよね。授業の内容というよりは、学校の友達とオンラインで繋がって、同じ時間を過ごす事が、楽しみだったり、生活リズムを作る事になるんじゃないかと私は思っていて。授業の内容だけだったらeboardがあるし。

    中村:(笑) まあツールとしてはいろいろありますしね。eboard主催で朝礼をやってみるのはどうかな(笑)。

    吉永:オンライン授業をやってて思うのは、自分が話した事がいつもの3割くらいしか届いてない感じがするんですよね。まあ普段何割届いてるかわかんないんですが(笑)。そういう手応えが無い中で、いつもの、対面の時と同じように授業をする意味ってどれくらいあるのかは正直疑問です。それが出来ると思うのは幻想。なので、私は最初ちょっとしゃべって、あとは自分で進められるような課題を出したりしてました。わかんない人は Meetに戻ってくる、みたいな感じで。

    中村:でも、まだまだ教室と同じ授業をやってそう。

    :娘のクラスでは、学校を休んでいる子向けに、国語と算数だけ対面の授業をそのまま Meetで中継する事もあるようですよ。教室の子ども達は、休み時間に Meetの画面に行って画面の中の子たちに挨拶したりしてるみたい。

    中村:そういうツールの使い方、いいですよね。

    最後に

    中村:今日話してて思ったのは、今我々が変わらず仕事が出来てるのは恵まれているな、と。うちの妻はリモートワークが出来ない職種なんですね。そういった方々が社会を支えてくれる中で、我々は家で子どもを見ながら仕事が出来ているわけで。

    もちろんそうでないご家庭もあるし、厳しい状況にあって学びに手が届かない子も数多くいるのだろうと、改めて思いました。実際にそういう問い合わせも増えているし。私たちは直接そういったご家庭に支援をする事は出来ないけど、自分たちがやるべき事、学びを届ける事をしっかりやっていかなくてはと思いました。

    現在、塾や習い事に通うのが経済的に難しいご家庭、発達障害や認知特性などから他の教材での学習が困難なお子さんに限り、学習記録が残るアカウントを発行させて頂いています。学習記録が残らない形で、ご家庭での個人利用については、無料でご利用頂けます。

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