ごあいさつ
2023年12月、NPO法人eboardは 法人化から10年を迎えました。
どんな環境にあっても、学べる場所をつくりたい。
1本の動画から始まった取り組みは、
10年の月日を経て、日本全国に届けられるようになりました。
しかし、これまでの道のりは、決して平坦ではなく、
多くの方の支えなしに、実現できるものではありませんでした。
このページを通じて、皆さまへの感謝をお伝えすると共に、
eboard、そして「学びをあきらめない」という私たちの思いを
多くの方に知っていただければ幸いです。
創設期
2013
2013年12月5日、任意団体として活動をしてきたeboardは、NPO法人としての活動をスタートしました。今では、誰もが毎日のように使うスマホやYouTubeが、本格的に普及し始めたころ。当然学校に1人1台の端末などなく、パソコン教室が主流だった時代。
そんな設立前夜を、eboardの理事としてご参画いただく立命館大学・木村先生とふりかえります。
10th Magazine
Vol.1
2013
身一つ、パソコン一台でここまでやるのか
という感動と衝撃
"大きなスポンサーとか後ろ盾があるわけじゃなく、文字どおり身一つ、体とパソコンだけでここまでのことをやろうとしてる若者がいるのかって。感動したし、すごい影響受けた。
そんな若いモンがいたら力になりたいと思うのは人情やし、インターネットやテクノロジーが教育にプラスに作用するっていう可能性を信じてたっていう点では、俺も間違いなく同志やったしね。"
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interview
eboard理事・
立命館大学生命科学部 教授木村 修平 さん
創設期
2014
今では、10,000校以上の公立学校に届けられるようになった ICT教材eboard。そのeboardを公立学校として初めて導入したのは、「過疎」という言葉が生まれた島根県の小さな町でした。地域をフィールドに10年前に始まった、今でいう「個別最適化」「自由進度学習」の取り組み。
そのキーマンとなった教育委員会コーディネーターのNさんに、お話をおうかがいしました。
10th Magazine
Vol.2
2014
「過疎」という言葉が生まれた地域で。
導入1/10,000校目の今
"見たことも、聞いたこともない小さな町の学校のパソコン教室で、中学生が自分が作ってきた教材を使って、一斉に勉強始めるわけですよ。しかも、みんな見事に、個別に、自分のペースで進んでいく。
課題はたくさんあったけど、「これは本当に価値があるんじゃないか」と思えた瞬間でした。"
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interview
吉賀町教育委員会
学習支援コーディネーター新原 大輔さん
創設期
2015
設立3年目を迎えたeboard。離島・中山間地域や学習支援NPOでの活用が少しずつ広がっていたものの、事業を続けていけるだけのお金はありませんでした。そんな活動を支え続けてくれたのが、今も続くマンスリーサポーター(月額寄付会員)の存在。
なぜeboardの活動を応援するのか、設立当初から9年間にわたって寄付を続けていただいている、武藤さんにうかがいました。
10th Magazine
Vol.3
2015
「貧困の連鎖をなくしたい」
寄付で思いを託すサポーターの声
"多くの人が不満や不安を持ちながら、「何をしても変わらない」というあきらめ感を持ってるかもしれません。
でも、eboardはあきらめていない、中村さんは、あきらめていないんですよ。"
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interview
eboard マンスリーサポーター
武藤 晴彦さん
萌芽期
2016
eboardの活動をふりかえる時、教育ICT分野で事業を展開する企業の方々を抜きには語れません。そんなビジネスとして教育に関わる方の中にも、公私にわたり、eboardを支えてくれる人がいました。
今では業界のトップランナーでもあるお二人と共に、日本における教育ICT、そして、その中でのeboardの役割について語ります。
10th Magazine
Vol.4
2016
百宿百飯の恩義。教育ICTの
キーパーソンが eboardを応援するワケ
"数多くあるコンテンツの中で、eboardは、見てるものが違うなという印象でした。やっぱりそれが結果に現れてきて、現場で選ばれる文脈も違うんだなと。"
"自分もそれまで教育には関わってきましたけど、eboardが向き合う現場の取り組みは、衝撃だったんですよね。"
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interview
NTTコミュニケーションズ
スマートエデュケーション推進室担当部長稲田 友 さん
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interview
株式会社コードタクト代表取締役
後藤 正樹 さん
萌芽期
2017
時に「NPOらしくない」とも言われる、eboardの活動。「なぜ株式会社でやらないの?」という声をいただくことも。ICT教材eboardというプロダクト(製品)を、自らつくり、届ける活動は、非営利団体の中でも珍しいものです。
長年ビジネスセクターからNPO支援にたずさわるレイモンド・ウォングさんに、ソーシャルセクター(NPO業界)におけるeboardの活動の特異性、そしてその活動を応援する意義についてうかがいました。
10th Magazine
Vol.5
2017
「教育」全体をエンパワメントできる
稀有なNPO
"学校の先生、塾の先生、他のNPOの方々、使い方によっていろんな方々の活動を支えられることが、強みというか、圧倒的にすごいところ。"
"eboardが取り組む課題と活動領域は、どの会社の社会貢献やSDGsの領域にも当てはまる。"
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interview
一般財団法人R&P未来多様性財団 理事
レイモンド・ウォングさん
萌芽期
2018
eboardは、様々な形で全国10,000カ所以上の学校・教育現場に提供されています。eboardを使う先生たちは、教材としてのICT教材eboard、組織としてのNPO法人eboardを どのように捉えているのでしょう。
長年様々な背景を抱えた子が多く在籍する定時制高校で奮闘しながら、eboardを応援してくださっている山下先生にお話をお伺いしました。
10th Magazine
Vol.6
2018
eboardとのタッグで出会えた
「教師として最高の瞬間」
"わかってないんだから、その子たちにとっては、教室にいる意味がないんですよね。 全然わかんないのに教室に机に縛り付けられることの辛さっていうのは、 相当なものだったんだろうなって。"
"自分で試行錯誤して、学びのサイクルを回していく力っていうのは、一生もんじゃないですか。"
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interview
京都府立清明高等学校 教諭
山下 大輔 さん
萌芽期
2019
10年間にわたるeboardの活動。それを外からではなく組織の内側から、代表のそばで見てきたスタッフに、その変遷はどう映ったのか。
ボランティアスタッフとして、法人化前からeboardに関わり、2019年度からは学校教員をやめて正職員になった熊谷。代表・中村と、これまでのeboardをふりかえります。
10th Magazine
Vol.7
2019
ボランティアから職員へ
eboardを支え続けた職員から見た代表像
"「学びをあきらめない」っていうのは、教員時代にも、私の中でもミッションになっていました。 "
"eboardの他のメンバーも、誰一人「点数や偏差値より、自ら学んでいける力が大切だ」という考え方を否定せずに、むしろ後押ししてくれた。"
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interview
NPO法人eboard職員
熊谷 一亮 さん
発展期
2020
2020年3〜5月、新型コロナウイルスの感染拡大により、全国の学校は一斉休校に。 その間100万人以上に学びを届け続けたeboardは、同時に、障害や言語の壁から、学びを届けられなかった子どもたちに向けて、新たな取り組みを開始します。
日本全国の学びを支えたeboardのコロナ禍の取り組み。それを人、技術、資金の提供を通じて、バックアップしてくださった株式会社セールスフォース・ジャパンの伊藤さんに、お話をうかがいました。
10th Magazine
Vol.8
2020
技術は「誰かのために」を形にする
プラットフォームになる
"ボランティアを通じて、その人たちの置かれてる立場を想像できる1つの体験になる。これは、単純に参加していただく以上の価値があるんだろうなと思っています。"
"新しい技術は、こうした人の「思い」を形に変えるプラットフォームになるので、NPOの方々とも一緒に活動しながら、それを実現していきたい。"
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interview
セールスフォース・ジャパン
専務執行役員伊藤 孝さん
発展期
2021
2021年、続くコロナ禍。全国で整い始めた1人1台環境。「いつか必ずやってくる」と思い描いた未来がやってきたとき、NPOが果たすべき役割は何なのか。eboardは「やさしい字幕」を皮切りに、障害や言語による「学びづらさ」の対応を本格化させます。
その変遷は、最前線で活動するプレイヤーにどう映ったのか?長年外国につながる子の支援に携わり、やさしい字幕プロジェクトを伴走してくださったYSCグローバル・スクール田中さんにお話をうかがいました。
10th Magazine
Vol.9
2021
共生社会のインフラに
外国につながる子にも配慮した「やさしい字幕」の挑戦
"共生社会の教育インフラって、こんな感じなのかなって。みんなが30年以上感じてきた課題の山の1つを、ひょいっと超えてくれたような感じですかね。"
"テクノロジーを活用したインフラがある前提で、日本語を母語としない子どもが当たり前にいる学校みたいなものを描くと、 これまでとは全然違う景色が見えてくる。"
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interview
YSCグローバル・スクール
田中 宝紀 さん
発展期
2022
10周年インタビューの最後を締めくくっていただくのは、オルタナティブ・スクールHILLOCK(ヒロック)の蓑手さん。
公立学校教員をやめてまで立ち上げた学びの場「HILLOCK」。自由進度、探究学習、STEM教育など、様々な新しい学びのスタイルが目を引くことの多い場所ですが、その背景には、 どんな哲学があるのでしょうか。急速に技術が進歩する社会における「学び」の意義や意味を考えます。
10th Magazine
Vol.10
2022
「幸せになる力」をつける
新しい学校と「学び」のこれから
"学年を解体したい。通知表や宿題、テストをなくしたい。「この学年でこの範囲はやんなきゃいけない」っていうノルマをなくしたい。"
"それぞれが自分の幸せを設計しながら学んでいく、失敗してもちゃんとやり直せる。そういうことができる時間っていうのが、今の子どもたちにとって1番大事。"
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interview
オルタナティブ・スクールHILLOCK
初等部学院長、世田谷校スクールディレクター蓑手 章吾さん
現在
2023
1本の映像授業から始まった私たちの取り組みは、10年前の12月5日、NPO法人になりました。「学びをあきらめない社会を実現する」という、背負いきれないような大きなミッションを背負って。10年にわたる活動の中で、その思いは、どれだけ実現できたのでしょうか?
NPO法人eboard代表理事の中村より、今の思いをお届けします。
10th Magazine
Special
2023
「学びをあきらめない社会へ」
10年前にかかげた思いの現在地
"多様な子どもたちが、多様なあり方のまま、多様な方法で学んでいける、そんな社会を実現していくこと、私たちの目指す「学びをあきらめない社会」はその先にあるものなんだ"
"点数や偏差値では、測ることができないかもしれない。インパクトとは、言えないかもしれない。けど、そんなものでは、測れない、測らせたくない。私たちが本当に届けたいと思う価値が、そこにはあります。"
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interview
NPO法人eboard代表理事
中村 孝一
NPO法人eboardでは、これからも
「学びをあきらめない社会」の実現を目指して
様々な活動を展開していきます。
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高校科目が学べる
コンテンツの追加 -
学びにくさを抱える子の
「学びの機会」を
保障する機能開発 -
子どもの学びを支える
先生・学習支援団体
スタッフへの支援
子どもたちの「学びたい」と
想いを持つ先生や大人の「支えたい」を実現するため
私たちeboardが大きな力になりたい。
そのためには、皆さまからのご支援が必要です。
ぜひ、マンスリーサポーターとして、eboardの活動に力を貸してください。
NPO法人eboardの活動は、皆さまの
ご寄付によって成り立っています。
マンスリーサポーター(毎月の寄付)として
学びをあきらめない社会の実現を応援してください。
初めてeboardを知った方へ
NPO法人eboardが取り組む課題、
実現したい社会をご紹介します。ぜひご覧ください。
7分の動画です
この動画は、2023年9月7日に開催されたソーシャルグッド・カタパルトでのプレゼン動画です。
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参加方法
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— NPO法人eboard(いーぼーど):学びをあきらめない (@eboard_jp) December 1, 2023
特設サイトを制作していただいたリタワークス株式会社 @npo_nuweb さんが協賛🤝
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リタワークス株式会社とは
NPO法人eboardの「法人化10周年記念ページ」を始めとした公式サイトや、2022年度以降の活動報告書は、リタワークス株式会社に制作していただいています。
数多くのNPOの課題解決に関わられてきた知見により、eboardの活動に欠かせないパートナーとして、広報活動をサポートしてくださっています。