教育現場で利用する
教育現場で利用する
NPO法人eboard(イーボード)は、株式会社あおぞら銀行より、2023年度に続き、2024年度も、マッチング寄付プログラムを通じたご寄付をいただきました。
eboardでは、これまでも、開発・運営するICT教材eboardにおいて、さまざまな背景から学びにくさを抱える子どもたちが学びやすくなるよう、機能や教材の改善を重ねてきました。このたびのご支援を受け、ICT教材eboardのアクセシビリティのさらなる改善に取り組んでいます。
あおぞら銀行のマッチング寄付プログラムは、グループ役職員による個人的な寄付を募り、その寄付件数にあわせて株式会社あおぞら銀行からの寄付額を追加するものです。2024年度は3度目の実施で、計10団体へ総額1,940万円の寄付が実施されました。
あおぞら銀行グループでは、社会貢献活動における主な活動領域として、「環境保全」「未来を担う次世代の支援」「地域・コミュニティ支援」「災害復興支援」を定めています。NPO法人eboardは、「未来を担う次世代の支援」「地域・コミュニティ支援」における活動として、この度のご寄付を受けました。
NPO法人eboardは、「学びをあきらめない社会」をミッションに、インターネットを通じて、経済的理由、不登校、障害などの事情を抱える子どもたちの学習機会の保障を目指して活動しています。団体が開発・運営するICT教材eboardは、約2,000本の映像授業と約10,000問のデジタルドリルで構成され、公立学校・非営利活動、ご家庭での利用(個人)には無料で提供されています。この教材は全国の公立学校や学習支援団体、フリースクール、地方の公営塾など11,000カ所以上の教育現場で導入され、毎月20〜30万人に利用されています。
▲ICT教材eboardの映像授業
ICT教材eboardでは、ろう・難聴の子、日本語の支援が必要な外国につながる子、発達障害などから学びづらさを抱えた子を主な対象として、様々な「学びにくさ」を解決するための機能開発を進めてきました。
2020年からは、約1年半をかけて、19の企業・団体と1,000名以上のボランティアの協力を得て、約2,000本の映像授業に字幕をつける「やさしい字幕」プロジェクトを実施し、義務教育課程を網羅的に扱う映像授業としては、国内で唯一、字幕による機会保障を実現しました。この字幕は、「やさしい日本語」の考えを元に、文章構造や語彙の簡素化が図られており、聴覚障害のある子や外国につながる子にもわかりやすいよう編集されています。
▲「やさしい字幕」が表示されたICT教材eboardの映像授業
NPO法人eboardでは、今回のあおぞら銀行からのご寄付を受けて、ICT教材eboardの「学びやすさ」を充実させるための取り組みを一層強化してまいります。
あおぞら銀行には、ご寄付によるご支援に加え、ボランティアとしてのご協力もいただいております。「やさしい字幕」プロジェクトでは、動画20本分の字幕作成にご協力いただきました。
NPO法人eboardは、子どもたちがどんな環境にあっても、学んでみようと思ったとき、支援者が子どもたちの学びを支えたいと思ったとき、いつでも、どこでもそれが実現できるような「学びをあきらめない社会」の実現を目指しています。今後も、様々な理由から学びづらさを抱える子の学習機会保障に向けて活動を継続していきます。
本件に関する問い合わせ先
・NPO法人eboard 吉永
・support@eboard.jp