2023.11.10 最新情報

12/9(土) 読みに困難を抱える子の支援に関するオンラインイベントを無料開催 株式会社モリサワが協賛

12月9日(土)、<読みに困難を抱える子の「これなら読める!」を目指して ーICTを活用した多様な学習支援を考えるー>と題したオンラインイベント(協賛:株式会社モリサワ)を無料開催します。

NPO法人eboardが開発・運営するICT教材eboardでは、株式会社モリサワのフォント「UDデジタル教科書体」が選択でき、ディスレクシア(読み書き障害)などの子にも学びやすくなるよう配慮しています。イベントでは「UDデジタル教科書体」の開発者・高田 裕美さん(株式会社モリサワ)、学校現場で特別支援教育に携わる井上賞子先生、ICT教材eboardの開発者・中村孝一が登壇し、それぞれの立場から読みに困難を抱える子への学習支援についてお話します。障害や認知の特性のある子と関わる先生方、教育関係者、保護者の方などのお申込みを受け付けています。



読みに困難を抱える子の「これなら読める!」を目指して ーICTを活用した多様な学習支援を考えるー

<概要>

・開催日時:2023年12月9日(土)14:00~15:30

・ご登壇者:

  ・高田 裕美さん(株式会社モリサワ)

  ・井上 賞子 先生(島根県安来市立荒島小学校 教諭) 

  ・中村 孝一(NPO法人eboard 代表理事)

・参加費:無料

・開催方法:オンライン(Zoom)

・お申込み:https://eboard1209.peatix.com/view

<プログラム>

①はじめに

②講演1:「UDデジタル教科書体」の開発と、読みに困難を抱える子への学びやすさへの取り組み(高田)

③講演2:ICT教材eboardにおける「UDデジタル教科書体」採用と、学びやすさへの工夫(中村)

④講演3:学校教育現場での、読みに困難を抱える子への学習支援(井上)

⑤トークセッション(高田×井上×中村)

障害や認知の特性のある子と関わる先生方、教育関係者、保護者の方など、どなたでもご参加いただけます。下記よりお申込みください。

ご登壇者プロフィール

●高田 裕美さん

ビットマップフォントの草分けであるタイプバンク社で書体デザイナーとして、「TBUD書体シリーズ」「UDデジタル教科書体」など、さまざまな分野のフォントの企画・制作を⼿掛ける。32年間の書体デザイナーの経験を活かし、モリサワにて教育現場における書体の重要性や役割を普及、推進すべく、セミナーやワークショップ、執筆、取材など広く活動中。2023年に初の著書『奇跡のフォント』(時事通信社)を出版。

●井上 賞子 先生

島根県安来市立荒島小学校 教諭 

特別支援教育士。 島根県の公立小の通常学級担任、通級指導教室担当、特別支援学級担任として、学びにくさのある子への教材開発を行う。

著書に『学びにくさのある子への読み書き支援-いま目の前にいる子の「わかった-」を目指して』(学研プラス)など。

●中村 孝一

NPO法人eboard 代表理事。大学在学時、学習塾や学習支援現場での経験から、子ども達の学習課題を痛感。 外資系コンサルティング会社勤務を経て、2011年eboardを設立。 立ち上げ時には、自ら2,000本以上の映像授業を撮影し、ICT教材eboardのシステム開発をおこなってきた。 2016年、世界経済フォーラムGlobal Shapers Osakaハブメンバーに選出。

ディスレクシア(読み書き障害)にも配慮した「UDデジタル教科書体」

株式会社モリサワの「UDデジタル教科書体」は、デジタル教科書をはじめとしたICT教育の現場に効果的なユニバーサルデザイン書体です。学習指導要領に準拠し、ディスレクシア(読み書き障害)、ロービジョン(弱視)などに配慮しています。

◆「UDデジタル教科書体」について詳しくはこちら(株式会社モリサワ):https://www.morisawa.co.jp/topic/upg201802/



▲一般的な教科書体、ゴシック体との違い(画像:株式会社モリサワ提供)

ICT教材eboardのデジタルドリルの問題文、解説文などでは、「UDデジタル教科書体」を選択することができます。書体の選択肢を増やすことにより、読みに困難を抱える子などが、学習に取り組みやすくなることがあります。

NPO法人eboardの「学びにくさ」への取り組み

NPO法人eboardは、「学びをあきらめない社会」をミッションに、インターネットを通じて、経済的理由、不登校、障害などの事情を抱える子どもたちの学習機会の保障を目指して活動しています。団体が開発・運営するICT教材eboardは、約2,000本の映像授業と約10,000問のデジタルドリルで構成され、公立学校・非営利活動、ご家庭での利用(個人)には無料で提供。全国の公立学校や学習支援団体、フリースクール、地方の公営塾など11,000カ所以上の教育現場で導入され、毎月20〜30万人に利用されています。

◆NPO法人eboard:https://info.eboard.jp/

NPO法人eboardでは、ICT教材eboardにおいて、「学びにくさ」を解消・軽減する機能の開発に取り組んでいます。今後も様々な理由から学びづらさを抱える子の学習機会の保障に向けて、活動を継続していきます。

◆学びやすさへの工夫:https://info.eboard.jp/manabiyasusa.html

本件に関する問い合わせ先
・NPO法人eboard 今(こん)
・support@eboard.jp

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