誰も見捨てない ICTで実現した地域出張型の学習塾

学習塾ブランチ(株式会社コラボプラネット)

小学生 中学生

授業・活用のポイント

  1. 1. ICTを活用することで、塾に通いづらい地域に出張型の低コスト学習塾を展開。
    2. 教材の使い分けや学習進度などのカリキュラムをシステム化。少ない資源での個別化が可能に。
    3. eboardは、勉強が苦手な生徒の復習、学力を問わず単元の導入時などに活躍。

学習塾ブランチについて、教えて下さい。

ブランチは、「身近にある学びの場」をコンセプトに、福岡・佐賀・熊本・長崎に計24教室(提携先含む)を展開する出張型の学習塾です。

教室は、都市部や郊外ではなく、塾に通いづらい地域に展開。商店街のスペースや駅舎などの地域の場所に、eboardをはじめとしたICT教材を持ちこみ、教室を開校するスタイルをとっています。

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山本駅校(佐賀県)

eboardを使い始めたきっかけ、背景は?

1つの教材だけで、全ての学年やあらゆる学力層に対応することは難しいため、ブランチでは、複数のICT教材を併用しています。ブランチに通う生徒は、学年のトップ層から、学年をさかのぼった復習が必要な層まで様々ですが、なかなか勉強が苦手な子にフィットした教材はありません。

そんな中、eboardを見つけ、実際にブランチと同じく中山間地域での活用の取り組みも拝見し、これだと思い、採用しました。複数の教材を使う上では、安価に利用できるのも大きな魅力です。

現在の活用状況について、教えて下さい。

ブランチでは、3つのICT教材を組み合わせ、その子の学力や学校の進度に合わせて活用しています。本部では、どの子が、いつ、どの教材で、どこを学習するかをシステム化しており、個々に応じたカリキュラムで学習を進めていくことができます。
地域にある教室では、大学生などの講師を確保することが難しいことが多いのですが、このカリキュラムに質問のシステムを組み合わせることで、一人一人がサポートを受けながら自立的に学べる環境を実現しています。

 
―3つの教材を併用されているとのことですが、その中でのeboardの役割はどんなところにありますか?eboardは、勉強が苦手な子、復習が必要な子の学習に重宝させてもらっています。中学生の中にも小学校内容の学び直しが必要な子も多いのですが、eboardはそんな子にぴったりです。また、動画もわかりやすく丁寧なため、学力が中・上位層の子でも、まずはeboardで理解をかためてから、他の教材に移るということが多くなっています。

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学習塾ブランチの独自システム

eboardを利用する上で、工夫・意識されているところは?

eboardに限らずですが、その子その子にあった使い方、学習のスタイルを見つけてあげることが大切だと思います。

例えば、ドリルをどんどん解いて復習を進めていき、できなかった単元は、映像授業を見ながら丁寧にやり直すという使い方もできます。一方で、最初から丁寧にeboardの動画でインプットや演習をした後に、教科書や他のワークに入っていく子もいます。きちんと分かってからでないと、問題に取り組みたくないタイプですね。塾に通い始めた子に対しては、その子にあった学習のしかたを早く見つけてあげられるよう、心がけています。

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米多比校(福岡県)

子ども達や学習環境に、どういった変化がありましたか?

活用の頻度やパターンは、生徒によって様々なので、一概に言えないところがあるのですが、やはり低学力層の変化が大きいです。高校への進学が危ぶまれている中学生がいたのですが、中3になり一念発起して、eboardで小学校の算数から復習を開始。無事進学することができました。

家庭学習の習慣がなかった子が、ブランチでの学習を通して、家庭でもeboardを使うようになり、わからないところを検索して自学できるようになったケースなども、うれしい事例ですね。

参考リンク

学習塾・民間でのご利用

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