やさしい字幕プロジェクト
ボランティア募集
届けたい子ども達

ろう・難聴の子
全国のろう学校に在籍する子は 約8,000人。難聴など 聴こえの課題がある子は、補聴器や人工内耳をつけて通常学級に在籍している子もおり、推計で1〜3万人にのぼります。

外国につながる子
外国につながる子どものうち、日本語の支援を必要としている子は、全国で約5万人。これに加えて、最大約2万人に 不就学のおそれがあると いわれています。

学びの困りごとを抱えた子
通常学級の約6%の子が、認知や発達の課題から 学習面での困りごとをかかえています。字幕は こうした子の一部について、アクセシビリティを高めることができます。
「やさしい字幕」とは
難しいこともありましたし簡単なこともありましたが、一回動画を見てから全て簡単になりました。先生の方々、色々教えて頂き大変お世話になりました。とても感謝しています。
(ネパールから来日した中学生、翻訳)
2020年11月現在 やさしい字幕のついた映像授業は、およそ100本で 全体の6%ほど。以下は、普段からご利用頂いている方の声ですが、これを学びの機会が保障されづらい 7万人以上の子ども達に 届けていきたいと考えています。
(コロナ禍の休校後)小学2年生の娘が学校にいけなくなり、自宅での勉強をどうするか模索していました。そんな時見つけたこちらの動画は、娘が「おもしろい!」「さんすうやっぱりすきかも!」と、こんなにも楽しそうに勉強にむかう娘を初めてみました。今も鼻歌うたいながら、答え合わせをしています。
dyslexiaの息子は、現在は理解のある通常学級でiPadを使用しておりますが、以前の学校では理解が得られず不登校を選択していました。不登校の間「いーぼーど」があったおかげで「大丈夫」って自信を失わずにいれたとのことです。感謝の気持ちでいっぱいです。
母子家庭で、自宅で学習していくには経済的にも心配でしたので大変ありがたく、語り口調も親しみやすい動画に、息子も取り組みやすいようで助けて頂いています。 どのような事情でも場所を選ばず、わかりやすい学習ができることは本当に心強いです。
やさしい字幕がついた映像授業
(全1,607本中、12/10時点)
ご参加頂いたボランティア
(人、12/10時点)
ボランティアを募集しています
新型コロナウイルス の感染拡大にともない、再度の休校が懸念される中、2021年3月末までに約1,600本の映像授業に字幕をつけていきたいと考えています。やさしい字幕プロジェクトでは、個人や企業・団体で やさしい字幕の編集にご協力頂ける ボランティアを募集しています。多くの方のご支援・ご協力、お待ちしております。

やさしい字幕ができるまで(③④がボランティア頂く範囲)
ご参加要件
① 日本語の読み書きについて、基礎的な運用能力があること。学校教科や日本語についての専門性は不要です。
② ボランティア期間の1ヶ月中に、最低事前学習(約30分)+1本の動画の字幕編集(約4時間)を終えて頂けること。
③ 作業のための環境を、ご自身でご用意頂けること。
・端末:タブレット端末、PCなど
・インターネット環境:動画のストリーミング視聴が可能であること
・ソフトウェア:メモ帳などのテキストエディタ(端末に最初から入っているものでOK)、ブラウザ
・メールアドレス:eboard担当者との連絡用
個人ボランティアで参加

2020年12月〜2021年3月まで、月ごとに個人ボランティアの募集を行っています。ぜひ、継続的にご参加ください。
月 | 応募期間 | ボランティア期間 |
---|---|---|
12月 | 11月20日〜12月13日 | 11月22日〜12月31日 |
1月 | 12月1日〜1月20日 | 1月31日まで |
2月 | 1月1日〜2月20日 | 2月28日まで |
3月 | 2月1日〜3月20日 | 3月21日まで |
ボランティアへの参加をご検討いただける方は、まずは いずれかの日程のボランティア説明会(すべてZoomにて開催)に、ご参加ください(随時追加開催していきます)。日程は、以下の「ボランティア説明会に 申し込む」ボタンのリンク先からご確認頂けます。
いずれの日程も スケジュールが合わない場合は、お手数ですが jimaku[@]eboard.jp にお問い合わせください。
企業・団体ボランティアで参加
社員・スタッフの皆様が 在宅で取り組める ボランティアです。10名以上から、企業・団体として ご参加いただけます。参加時期や社内での進め方など、各社個別に対応致しますので お気軽にお問い合わせください。
ご支援・ご協力企業

アシュリオングループ 様
活動資金のご提供
動画14本分のボランティア

SMBC日興証券 様
動画21本分のボランティア

ウェルズ・ファーゴ 様
動画13本分のボランティア

Classi 様
活動資金のご提供
特別協力

YSCグローバル・スクール 様
やさしい字幕検証実践のご協力
ボランティア頂いた方の声
いつも視聴しており、わかりやすい説明で助かっています。何か私でも応援できることはないかと考えていたので、喜んで参加させていただきます。
子どもに聴覚過敏があり不登校です。これまで動画教材も試しましたが音声が合わず利用できないことが多くありました。字幕があればと思っていたので、やさしい字幕プロジェクトをお手伝いできることが嬉しいです。
自分の子供に障害があり、優しく言い換えするのが一番大変でした。また、視覚優位だけど、目が悪かったので映像を見て日本語が見れるのは本人が楽でいいなと思います。こういうことがスタンダードになるといいなとおもいます。
地域のボランティア教室で外国の方に日本語を教えています。やさしい字幕にした後、母語への翻訳ができるというのがいいですね。自分の母語でも確認できることで、子供たちが安心して学習に取り組むことができると思います。学びをあきらめない社会にするためのお手伝い、ぜひ参加させてください。
ハーフの子供の親として、そしてディスレクシアの子の親として、このプロジェクトにおおいに賛同します。コロナ感染前は自宅で近所の方に日本語を教えていたこともありますので、その経験が、日本で学ぶ外国人の子供たちの為に生かせれると、とてもうれしいです。

YSCグローバル・スクール 様
NPO法人eboardについて
NPO法人eboard(いーぼーど)は、「学びをあきらめない社会の実現」をミッションに、子どもの貧困、地理的格差、不登校・学び直しなどの課題により、学習機会を損なわれている子供達に対して、インターネット上で無料で学べる環境を提供し、教育現場での活動を通して、学習面での課題解決をめざすNPO法人です。オンラインICT教材eboardは、全国800カ所以上の学校・教育現場で、ご利用頂いています。
- 第11回日本eラーニング・アワードにて、文部科学大臣賞を受賞。
- 総務省「先導的教育システム実証事業」の提供コンテンツとして採択(2015・16)
- 代表理事の中村が 世界経済フォーラム(ダボス会議)の若手リーダーコミュニティ「グローバルシェイパーズ」に選出(2016)
- 第1回社会課題の解決を支えるICTサービス大賞「社会課題解決部門」にて、部門賞を受賞(2017)